研究実績一覧
大麦若葉エキスに関する過去の研究実績の一覧です。
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- Antioxidant Activity of Flavonoids Isolated from Young Green Barley Leaves toward Biological Lipid Samples[大麦若葉から単離されたフラボノイドの生体脂質サンプルに対する抗酸化活性]
大麦若葉 抗酸化作用
Antioxidant Activity of Flavonoids Isolated from Young Green Barley Leaves toward Biological Lipid Samples[大麦若葉から単離されたフラボノイドの生体脂質サンプルに対する抗酸化活性]
「J. Agric. Food Chem., 55, 5499-5504 (2007)」
大麦若葉エキスから分離されたフラボノイド、サポナリン/ルトナリン=4.5/1の抗酸化活性を、タラ肝油、オメガ3脂肪酸、リン脂質、血漿を使用して調べた。サポナリン/ルトナリン (S/L) 混合物は、タラ肝油からのマロンアルデヒド (MA) 生成を1μmolのレベルで 76.47+/-0.11%、8μmolレベルで 85.88+/-0.12% 阻害した。S/L混合物は8μmolのレベルで、オメガ3脂肪酸のエイコサペンタエン酸 (EPA) およびドコサヘキサエン酸 (DHA) からのMA生成を、それぞれ 45.60+/-1.08 および 69.24+/-0.24% 阻害した。S/L混合物は、8μmolレベルで、リン脂質レシチンIおよびIIからのMA形成をそれぞれ43.08+/-0.72および69.16+/-2.92%阻害した。また8μmolレベルで血漿からの MA 生成を 62.20+/-0.11% 阻害した。S/L 混合物から得られた抗酸化活性は、試験したすべての脂質において、α-トコフェロールおよびブチル化ヒドロキシトルエン (BHT) から得られた抗酸化活性に匹敵した。
John A. Benedet 1), Hisao Umeda 2), Takayuki Shibamoto 1)
1) Department of Environmental Toxicology, University of California, Davis
2) Japan Pharmaceutical Development Co., Ltd.