研究実績一覧
大麦若葉エキスに関する過去の研究実績の一覧です。
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- Possible Inhibition of Atherosclerosis by a Flavonoid Isolated from Young GreenBarley Leaves[大麦若葉から単離されたフラボノイドによるアテローム性動脈硬化抑制の可能性]
大麦若葉 他生理研究
Possible Inhibition of Atherosclerosis by a Flavonoid Isolated from Young GreenBarley Leaves[大麦若葉から単離されたフラボノイドによるアテローム性動脈硬化抑制の可能性]
ACS Symposium Series, 702, 178-186 (1998)
大麦若葉は、抗酸化作用、抗炎症作用、抗変異原作用、抗アレルギー作用などの強力な薬理学的特性を有することが知られている。特に、大麦若葉のエタノール抽出物から単離されたフラボノイドである2“-O-glycosylisovitexin (2”-O-GIV) は、脂質過酸化に対して強力な抑制効果を持っている。2“-O-GIVは1 µmol/50 µgレベルで LDL からのアセトアルデヒド生成を76%阻害し、フェルラ酸は同じレベルで66%の阻害であった。血漿系の場合、2″-O-GIVとprobucolは、3μmolレベルでアセトアルデヒド生成をそれぞれ 89%と94%阻害した。2″-O-GIVとビタミンC は、0.1μmol のレベルで、MDA 生成をそれぞれ54% と 32%阻害した。2″-O-GIV とビタミン C の間の相乗効果が観察された。
Takashi Miyake 1)、Yashihide Hagiwara 1)、Hideaki Hagiwara 2),and Takayuki Shibamoto 1)
1)Department of Environmental Toxicology,University of California
2)Hagiwara Institute of Health